
新型コロナウイルス感染症対策でイベントの延期や中止、外出自粛の影響で、外出できないユーザーの「おうち時間」のCX(顧客体験価値)向上のため、自宅でできるAR「おうちAR」施策を行う企業が増加しており、ニーズも高まってきています。
LESSARの空間認識ARを活用すれば、カメラ越しの床面や机の上などにまるでそこに「本当にいる」ようなコンテンツを出現させることができます。
- 家の中にアーティストを呼んで演奏してもらっているようなライブ気分を味わえる企画
- 家の中で季節イベントが楽しめるコンテンツでCX向上&プロモーション施策
- 実物と同じものをみて買い物ができるような体験型ECの実現
ここでは、今だからできるARの楽しみ方・活用方法である「おうちAR」の事例・活用方法をご紹介します。
イベント会場はあなたのおうち!中止・延期対策に。
空間認識ARは平面があれば、どこにでも3Dコンテンツを表示させることができるため、家の床や机、庭などにアーティスト・出演者を歌って踊らせることが可能です。中止・延期になってしまったライブやイベントの代わりはもちろん、リアルイベントが開催できないいまだからこそ、おうちARライブはさらにユーザーの心をつかむ企画になります。
- 中止イベントのチケット購入者だけにメールやメッセージレターでARライブが楽しめるURL・QRコードを送る
- イベントグッズ配送時の段ボールの内側にライブ会場のような印刷を施し、段ボール内でARライブ行われているような演出が楽しめるサプライズ企画
- 指定の期間にARライブのコンテンツを配信することで、チケット購入者のそれぞれのおうちでARライブを開催

▲株式会社NTTドコモは、ARマーカーの上にアーティストを表示させるARフィギュアのサービスを展開中。ユーザーはマーカーを好きなところにおいてARフィギュアによるARライブを楽しめる。

▲新型コロナウイルス感染症防止対策で延期になった「攻殻機動隊 SAC_2045」の体験型イベント「UNLIMITED REALITY」ではすべてオンラインコンテンツ化し、スマートフォンでおうちにいても楽しめるように。下記の企画で空間認識ARが活用されています。
- Twitterで日替わりで投稿される登場キャラクターのARを集めて、プレゼントに応募できるキャンペーン
- 商業施設で予定していた人気キャラクター「タマチコ」を精巧に再現したARをお家でも楽しめるように配信

▲スマホゲーム『メダロットS』ではアプリ100万DLを記念してメダロットとの生活が体験できるARコンテンツの提供。外出自粛の影響でイベントの開催が難しい中でも、WebサイトSNSを活用したキャンペーン企画でプロモーション可能です。作品ファンの満足度を高められるとともに、SNSを利用して認知度拡大を図ることができます。
季節イベントもおうちの中で。SNS施策にも効果的。
まちのお祭りやイベントが中止になっていますが、代わりに季節のARコンテンツを配信して、おうちでもイベント気分を感じられる体験を提供することが可能です。
- 七夕飾りの3Dコンテンツを表示させて、おうちで七夕まつり
- 花火があがるコンテンツを表示させて、おうちで花火大会
- おみこしや山車が練り歩くコンテンツを表示させて、おうちで夏祭り
- 紅葉した木や床に落葉を表示させて、おうちで紅葉狩り
また、外出自粛の影響から積極的な広報活動・集客活動が難しくなっており、インターネットやSNSでのプロモーションは今後さらに重要になっていくと思われます。特に季節イベントを絡めたプロモーションはSNSで盛り上がりやすいため、季節を感じられるAR体験の提供は、CX向上と話題性獲得の両方が期待できるプロモーション施策としても活用できます。

▲コーヒーチェーン店「スターバックス」ではAR桜を楽しめる期間限定のコンテンツを配信しSNSで話題となった。
シミュレーションARでおうちでの買い物をもっと便利に
空間認識ARなら小物から大型で持ち運びが困難なものまで、実物大モデルを表示させて試し置き・試着が可能です。ユーザーはスマートフォンのカメラ越しに家のどこに置けるのか、スペースの確保ができるか、または身に着けたらどんな印象になるかなど、実物を目の前にしている時と同じように具体的なイメージを膨らましながら、購入を検討できます。
- 家具の試し置きができるAR
- 試乗会の集客代わりに、実寸大の車を配置して車の細部まで確認できるAR
- 腕時計や靴、帽子などファッション小物のバーチャルフィッティング
- お皿や電化機器など商品の3Dモデルを出現させ、商品の細部まで確認できるAR
▲家具量販店「IKEA」では、全商品を実物大で表示させる家具配置シミュレーションARを導入しています。
ご紹介した活用方法はLESSARの空間認識ARで実現可能です。
サービスの使い方やAR企画の進め方など、ぜひお気軽にご相談ください。