普段見れない”現地の動物”が目の前に!3D×WebARで、子どもの知的好奇心を刺激!ARは「モノを見る視点を育む」教育的価値が高いツールです。

普段は見れない”現地の動物”が目の前に!3D×WebARで、子どもの知的好奇心を刺激!ARは「モノを見る視点を育む」教育的価値が高いツールです。

今回は、株式会社ベネッセコーポレーション様が企画された「英語で海外たんけんツアーinオーストラリア」に、WebARツール「LESSAR」が活用された事例をご紹介します。

内山様、藤井様、渡邊様にお話を伺いました。











内容まとめ

子どもたちのオーストラリアへの興味関心を高めるため、子どもが大好きなオーストラリアの動物をARにして、目の前に出現!
動くカンガルーやコアラのARを 教育的正しさとかわいい!の両立にこだわって実現!ワークブックのQRコードから手軽に楽しめるように
ARを自分の生活空間で体験することで、子どもがより身近に感じながら「家族の会話が生まれる瞬間」を作り出すことに成功!ツアー全体の満足度向上につながった。
ARは「モノを見る視点を育てる」という点で教育的価値も高く、今後もARを活用して、子どもたちが自分で気づく・発見できる学びを提供していきたい。













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会社紹介

株式会社ベネッセコーポレーション様は、「Benesse=よく生きる」という企業理念をもとに、幼児向けの「こどもちゃれんじ」、小学生・中高生向けの「進研ゼミ」等の通信教育サービスの他、幅広い「学び」の機会・サービスを提供しています。

株式会社ベネッセコーポレーション

導入の背景:ARで子どもたちの興味関心を広げたい

Q:お三方の担当業務についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

内山様:私たちは、小学生・中高生向けの英語サービスの開発を担当しております。具体的には、英語4技能をバランスよく学べる英語学習サービス<Challenge English>と、
外国人講師と1対1で英会話を学べる<オンラインスピーキング>をお届けしています。

Q:「LESSAR」をご導入いただいた最初のきっかけをお伺いしてもよろしいですか?

内山様:しまじろうコンサートを担当していた時に(2019年頃)、コンサート会場やおうちでの親子の思い出作りのひとつとして、「COCOAR」「LESSAR」を使わせていただきました。
以前の活用事例はこちら

今回、新サービス「英語で海外たんけんツアーinオーストラリア」を検討する中で、子どもたちの興味関心を広げることができないか?と考えた際に、真っ先に思いつき、お問い合わせいたしました。

Q:「LESSAR」と他社さんのARは比較されましたか?

内山様:今回お問い合せをしたのは御社のみです。

Q:ありがとうございます。当時「LESSARでこんなことができるのではないか」といった期待感はございましたか?

内山様:今回のサービスで具現化したかったのは「オーストラリア体験」です。その際に、子どもたちに楽しんでもらえそうと思ったのが、カンガルーとコアラでした。ただ、リアルタイムのオンラインツアーでカンガルーやコアラを見せるのは難しく…。
ARを使えば実現できるのではないか、といった期待を持ってご相談いたしました。
lessar-case-benesse-flow2
引用:「英語で海外たんけんツアーinオーストラリア」

施策内容:動くコアラやカンガルーのARで、オンライン海外ツアーにリアリティやワクワク感をプラス!

ツアー参加者にお届けした「たんけん☆ワークブック」のQRコードをスマートフォンで読み取ると、目の前に3Dのコアラとカンガルーが出現!
様々な角度から見て、触れて、動物のリアルな見た目や特徴を間近で観察できる。

<ARコンテンツ2種>
  


Q:今回の企画の背景と、ARを活用する狙いについてお伺いできますでしょうか。

内山様:ARを使う目的のひとつに、「子どもたちが今まで気づかなかった発見をできるような体験を提供したい」ということがあります。

子どもたちの好奇心を刺激して興味関心を広げることを大切にしたいと思っていますが、一方で、紙教材やレッスンの中では、モノを立体的に観察することが難しいこともあります。

ARを取り入れることで、子どもたちがいろいろな角度から物事をみる視点を持つきっかけになれば、と思っています。

藤井様:最初に相談させていただいたとき、私たちは目的のひとつとしてSNS拡散を掲げていました。しかしご担当者の方との打ち合わせを経て、「はじめからSNS拡散を狙うことは難しいのではないか」という結論に至りました。

「まずは子どもたちや、お客様の満足度をアップさせるという点に目的を変えたほうがよいのではないか」というアドバイスはとても勉強になりましたし、結果的にARをうまく活用して満足度アップを実現できたと思います。

渡邊様:今回は「旅」と「学び」を掛け合わせた企画だったため、旅の前後のワクワク感、旅の楽しさといった部分をどう作れるかがポイントとなっていました。とくに、私たちは普段「教育」に特化した形でサービスを提供していることから、どのように具現化し価値提供できるのか、という点は非常に悩んだところです。

実際には、ARを使ったことで世界とリアルにつながる感じが持てて、付加価値をアップできたと思います。また実施後の親子インタビューでも、「おうちの方のスマートフォンを使うことで自然とコミュニケーションがうまれ、親子で楽しめた」というお声をいただき、嬉しかったです。

Q印象に残っているお客様のお声を教えてください。

渡邊様:今回は、カンガルーに興味を持ってくださったお子さんが多かったのですが、ひとり、コアラがすごく好きな男の子がいらっしゃって。おうちの人と一緒に「一生懸命スマホの角度を変えながら、たくさん写真を撮りました!」とお話いただきました。

レッスンの中で自分の好きなお菓子を英語で紹介するというシーンでも、コアラのお菓子を買ってきてくれて、オーストラリア現地のガイドさんに紹介してくださっていましたね。

内山様:目をキラキラさせながら「コアラが楽しかった!」と答えてくださった表情はとても印象に残りました。

こだわった点:リアリティ・正しさと、思わず体験したくなるかわいい!の両立

QARコンテンツを追求していく中で、なにかエピソードがあれば教えていただけますか。

内山様リアリティと、子どもたちが思わず体験したくなるかわいさの両立は非常に重視しました。教育サービスをお届けする際、「正しいことを教える」は絶対条件です。

子どもたちは、自分が興味を持ったことについて深く知ろうとしますので、細かな点にもこだわりました。今回の企画においても、動物の専門家の先生に何度もご意見いただき、コアラやカンガルーの正しさを追求いたしました。

加えて、子どもが思わず「遊びたい」「触ってみたい」と前のめりになれるかわいらしさ・親しみやすさも大切にしました。

藤井様:正しさを追求しつつ、子どもの興味を惹きつけるかわいらしさを担保するため、細かく注文させていただいたのですが、すべてにご対応いただいて本当に感謝しています。

たとえばオーストラリア現地に生息しているカンガルーの種類や、オス・メスごとの特徴、また指などの細部に至るリアル感にこだわって、細かく調整いただきました。

またかわいらしさという点では、カンガルーの子どもが袋に入っている様子を再現しました。さらにカンガルーの子どもは、親カンガルーがジャンプするときは袋のなかに入ったり、ジャンプしないときは顔を出したりします。子どもが顔をだす位置も、胸のこの辺りかな?など、動きと合わせて細かい設定をお願いさせていただきました。

渡邊様:リアリティが出せることで、お客様のワクワク感を引き出したり「思っていたコアラやカンガルーと違う!」という新たな発見もあったかもしれません。海外体験の醍醐味を提供できたのではないかと思います。

AR×教育の価値:子どもの「知的好奇心を刺激」し、モノを見る視点を育てられることと、家族の会話が生まれる瞬間を生み出し、親子一緒に楽しめること


Q:教育的な観点で、「LESSAR」が活用できる、価値になると感じる部分があればおうかがいしたいです、

内山様:2つあると思います。1つ目として、自分の生活空間に引き寄せて捉えることができるのは、とても意味があることだと感じました。実際にオーストラリアに行ってコアラやカンガルーを見ることはできなくても、自分の家のリビングや子供部屋に登場することで、子どもたちにとって一気に身近なものになり、興味を持つきっかけになりえます。

2点目は、ARは実際に触って角度を変えて、360度どの角度からも捉えられるので、「ものをみる視点」を育んでいくのに有効だということです。いろいろな角度から見ることで新しい発見があったり、カンガルーがジャンプしてくることで「意外と速い!」などといった気づきがあったりもします。

藤井様:普段の学習は、テキストやノート、最近だとタブレット学習も多くなりましたが、いずれにしてもお子様1人で取り組むものが多いと思います。しかしARはスマートフォンを使う必要があり、今回ツアーに参加してくれた小学生のお子さまのなかには自分のスマートフォンを持っていないお子さまもいらっしゃるので、おうちのかたの端末を一緒に使う必要があります。

親子一緒に使うことで、親子のコミュニケーションが生まれます。おうちのかたにとっても、お子様の学びや楽しみを一緒に体験できるのは大きなメリットだと感じています。

渡邊様:日頃からおうちのかたの多くは、お子さまの生活・学習面をサポートされながら、日々忙しく過ごされているかと思います。しかしARといった学びの切り口で、おうちのかたもお子さまも同じ目線で一緒に楽しめるというところが非常に魅力的だと思います。

立体的にものごとを捉えられるという点では、最近はYoutubeに慣れているお子さまも多く、流れていく動画を受動的に眺めることも増えました。ARを扱うことで、自分で能動的に、裏から見たり上から見たりと試行錯誤できるのは、教育的にも価値が高いです。

Qログを分析してみて、わかったことはありますか?

内山様:1つのご家庭で複数デバイスを用いて、繰り返し遊んでいただいている様子がわかりました。

共通の素材を家族それぞれが楽しむ過程には、家族が一つになる空間、時間が生まれます。そういった「家族時間」をお届けできたのはとてもよかったですし、今後ARを使っていく上でもキーになると思います。

「家族時間」にどんな学びが実現できたらよいかを考えていくことは大切なため、今後のサービス検討に活かしたいファクトです。

藤井様:ログを見て一番意外だったのは、体験回数は予想以上に多かった反面、写真を撮影した回数は想定していたより少なかったことです。こちらとしては写真を撮っていただくものと想定していましたが、お客様の使い方を見るとリアルの延長の純粋な体験を求めているのが印象的でした。

渡邊様:今回は、お子様向けにお届けしたワークブックのなかにQRコードを入れておりました。ワークブックには、AR体験以外の動画などのQRコードも入っていたため、もう少しARを目立たせたら、更に利用数は伸びたかもしれないという所感はあり、次に活かしていきたい部分です。

体験していただいたお客様には、非常に満足とご回答いただいているため、体験に辿り着くまでの動線は今後、検討したいポイントだと思っています。


<時間帯別の体験ログ>
レッスンの時間帯以外(夜の時間帯)でもARが体験され、利用者の満足度も高い。家族時間のコミュニケーションツールとして、ARが有効であったと考えられる。
(お子さまの年齢を考えると”親のスマートフォン利用が必要”なため)
体験ログデータ


Q「家族時間」は教育において、かなり重要なキーワードなのでしょうか?

内山様学齢によっては「家族時間」は教育的観点においても重要です。

たとえば今回のサービスは小学生が対象ですが、小学校低学年ですと、zoomでのオンラインツアーに1人で参加するのはなかなか難しいです。

そのためリビングで、おうちのかたの目の届く範囲で参加してくれるお子さんが多く、また画面に映っているのはお子さまだけでも、すぐ近くで、おうちのかたがサポートしてくださっていることも多いです。おうちのかたのサポートや声掛けがあって子どもが学びに向かいやすくなることから、家族時間は重要な役割を果たしていると思います。

今後の展開:子どもの「もっと知りたい!もっと学びたい!」の気持ちを引き出し、「知る」「発見する」楽しさを子どもたちに伝えたい


Q今回の企画とみなさま個人のAR体験を比べたときに、ARができることの印象は変わりましたか?

藤井様今回のカンガルーはかなり派手に動きがあり、その場でジャンプするだけでなく、前に進みながらジャンプしたり、こちらに迫ってきて少し停止してまた迫ってきたり…と。ARってこんなに自由自在に動きをつけられるんだ、と印象が変わりました。

渡邊様私がこれまで体験したことがあるARは、手元で展開されるものが多かったのですが、今回は世界観に入り込めたため、体験性が非常に強いコンテンツを作り込めるんだなと実感しました。
あとは社内で検討するときはよくVRが比較にあがりますが、VRはゴーグルなど準備が必要でなかなか実現がむずかしいです。一方ARは、スマートフォンで簡単に、現実世界と組み合わせてリアルな体験ができます。だからこそ小学生のお子さんをもつご家庭で、親子のコミュニケーションを作るうえでメリットになる面は大きいと改めて感じました。


Q今後「LESSAR」をどのように活用していきたいか、展望があればお聞かせいただけますでしょうか。

内山様引き続き「LESSAR」で立体的にものを見ることで、私たちが一方的に教えるだけではなく、子どもたちが自分で気がつく・発見するといった学びの可能性を広げていきたいです。

藤井様今回はオーストラリアでしたが、今後他国に展開することがあれば、その土地ならではの、子どもが惹きつけられ、かつ学習につながるものを検討していきたいです。

渡邊様家庭学習ならではの「お子さま1人だとなかなか学びに入り込めない」といった課題解決に一役買ってくださるサービスだと思っています。「自分でやりたい!」「触ってみたい!」と子どもたちの意欲を高めてくれるのもデジタルならではだと思いますので、今後もぜひ組み合わせながらいろいろ検討していきたいなと思います。

──ありがとうございました!

WebARの活用法がわかる『LESSAR(レッサー)』概要資料

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