ARルーレットやARフォトフレームを周年・シーズンイベントに活用。自社キャラクターを活用した”誰もが楽しめる”企画で「ファンの醸成」を実践!

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株式会社フジ・リテイリング様(以下、フジ)では、自社の”ファン度”を高めると同時にお客様の誰しもがワクワクできる企画を目指し、シーズンイベントごとに様々なAR企画を実施されました。

今回、販売企画とマーケティングを担当されている村本様と川野様に、WebARツール「LESSAR」を活用した企画についてお話を伺いました。











内容まとめ

非接触でのイベント実施と若い世代の取り込みという、コロナ禍で新たに発生したニーズに「LESSAR」がマッチ。
”誰でもワクワクできる企画”を実現すべく、自社キャラクター×ARでシーズンごとに企画を実施。ルーレット企画は10万以上の体験数を記録!
✓ ログデータの分析で、普段の購買層より若者が体験しており、狙い通りである一方、60代以上もデジタル企画に多数参加していることが明らかに
✓ キャラクターへの愛着度とお客様満足度の向上のため、「ファンの醸成」をより一層進めていきたい。












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会社紹介

株式会社フジ・リテイリング(FUJI RETAILING CO.,LTD.)は、愛媛県松山市に本部を置く総合小売業で食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売を行い、四国四県、広島県、山口県に100店舗以上を展開しています。
株式会社フジ・リテイリング

導入の背景:コロナ禍での新たなニーズに”AR”が合っていた

Q:ARの活用に興味を持った”きっかけ”を教えてください。

村本様:最初は2020年頃に、私の上司が展示会で接点を持ったことがきっかけです。「ARを使ったデジタル施策を採り入れたい」という考えはありましたが、「どの企業に制作を依頼するか」については模索中でした。そのような状況で、その上司が展示会でクラウドサーカス様にお話を聞かせて頂く運びになりました。

川野様:弊社では新型コロナ流行の影響でイベントが実施できず、実際にお客様に来て頂いて何かに参加して頂くということが難しい状況でした。その当時、他社様でARを活用したハロウィンのイベントの資料を拝見し、「弊社でもAR企画を実施したい」という漠然とした考えが出てきました。

非接触で、誰かを介在せずに参加できるという部分がコロナ禍での新たなニーズとマッチしていたのかなと思います。そこで御社から実際にお話を聞いてからは、トントン拍子に進んでいきました。

Q:ARの活用方法としては、どのようなイメージや期待を持っていましたか?

村本様:私はイベントを担当しているので、主にキャラクターを使った企画を考えています。キャラクターとARは相性が良いと思っています。AR技術によって、例えば実際には目の前にいないキャラクターが、現実に存在するかのようにスマホ上に現れ、写真が撮れるといった、キャラクターが身近に感じられる点には非常に期待していました。

加えて、「抽選」が実施できる点が魅力的でした。LESSARなら「人を介さずに抽選ができる」とのことで、店舗イベントで現場の業務負荷を減らすことで抽選などのイベントを幅広く拡大していけるのではないか、という期待感はありました。

川野様:私はARのことは漠然と知っていましたが、具体的に何が出来るかについては当時は未知数でした。そのこともあって、担当コンサルタントの高橋様から、弊社がARで何が出来るかよりも、まず他社様のAR活用事例をたくさん紹介していただきました。たとえばECでの事例や、地域のイベントでの事例です。

多くの事例を見せて頂いたことで、自社の店舗であればどのようなことが出来そうか、具体的なイメージがわきやすかったと同時に、「こんなことも出来るのか」と衝撃的でした

施策内容:春夏秋冬のシーズンイベントごとに異なるAR企画を実施

フジのブラックフライデーでのルーレット企画や、春・夏・クリスマス等のシーズンイベントにおける、オリジナルキャラクターのフォトフレーム企画にLESSARを活用されました。 

活用方法①ブラックフライデー(2021・2022年度)

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Q
:ブラックフライデーでのARルーレット企画は、2年連続実施いただき、一番反響が大きかったとお聞きしました。

村本様:ブラックフライデーのルーレット企画は体験人数としても、一番反響がありました。2021年度にルーレット企画を実施したときに、意外にも年配の方が参加しているという結果がデータで出てきました。加えて、参加率も良かったです。それをブラッシュアップする狙いで実施したのが2022年度のブラックフライデーのルーレット企画です。

2022年度は、買い物をしたお客様で一定条件をクリアした誰しもが参加できるようにしたことで、かなり沢山のお客様に参加して頂きましたし、レシートに記載されたQRコードを読み取って参加できるので、参加者は多かったです。

川野様:ポイントをゲットするなど、「お得」なところに興味を持ち、参加してくれるお客様も多かったかと思います。

村本様:普段来店いただける方よりも低い年代層に多く体験してもらえた一方、年配の方(今の60代、70代)も参加してくれていた点については意外でした。「年配だからAR企画に参加できないのでは」という懸念もありましたが、デジタル系のこうしたイベントやキャンペーンでも、年配の人でも参加ができるのだなという発見がありました。その意味では、デジタル施策の可能性は非常に広がったと感じます。
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活用方法②シーズンごとのキャラクターAR企画(2022年度)

「春の桜&サイのキャラクター3D企画」や「キャラクター型の花火が打ちあがる動画AR」、ハロウィンやクリスマスにもサイのキャラクターと一緒に写真が撮れ、デジタル上で触れ合えるような演出をARで実施。一回だけでなく繰り返し実施することで、キャラクターへの愛着度を徐々に高めていく企画となっています。
様々な企画によりお客様と継続的な接点を持ち、ファン度や愛着度を向上させるとともに、年代層としては今までアプローチできていなかった若者の層にアプローチすることを狙いとしていました。
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▼フジに来店されているお客様の年代層の中でも比較的若い年代の方の体験を獲得でき、狙い通りの一方で、45〜64歳の層も体験数が多く、幅広い年代に体験されています。
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中長期的な施策の狙い:誰もが楽しめる顧客体験を創り、”ファン度”を高めたい

Q:シーズンイベントごとに様々なAR企画を実施されましたが、それぞれの施策の狙いや目的は何でしたか?

川野様:2022年は55周年で様々な施策を実施したのですが、弊社の会社全体としても、もっとお客様にワクワクしてもらうというテーマがありました。その「ワクワクしてもらう」というのは、来店してもらうとか、売上が上がるということ以外 のことで、お客様に楽しんでもらい、もっと親近感を持ってもらうなどに重点を置いていました。ARに期待していたのはそちらの部分かなと思います。

村本様:そのなかで、キャラクターを活用した「ファンの醸成」が一つのキーワードでした。ARとは関連の無い例ですが、実際に、着ぐるみのキャラクターが全店舗を回るというイベントも実施しています。フジのキャラクターを知ってもらい、フジのファンを1人でも増やすことが目的です。

そのイベントでは、店舗に行けば実際にサイのキャラクターに会えることを楽しんで頂きました。そのもう一歩先として、キャラクターを好きになってくれた方たちが3Dのサイと身近に触れ合えたり、遊んだりできると面白いかと思い、ARで「3Dサイ」を実現したかったのです。

Q:「ファンの醸成」を狙いとした顧客体験を創ることは、AR企画の設計に、どのように関連するのでしょうか?

村本様:フォトフレームであれば季節感を楽しみながら写真を撮ってもらうことが体験の提供にもつながりますし、「フジって、こんなことをやっている企業なんだな」と認識してもらえます。価値訴求によるお客様満足度の向上を目指しました。

ルーレットのAR企画も、参加にあたってのお買い上げの条件など、売上には少なからずつながりはあるものの、施策の意図としてはフジでお買い物をしたお客様の誰しもが楽しめることです。

この企画は2回実施していますが、実は弊社には専用のアプリがあり、アプリ上で実施すれば非常に簡単なのです。アプリ会員もロイヤルなお客様ですので、その方々への還元も考えると、アプリのほうが望ましいということになります。
ですが、やはりフジでお買い物をしたお客様の誰しもが参加できることを大切にしました。スマホを持っているお客様が大半であるなか、スマホのカメラをかざせばすぐに参加できる企画を実施できる、それがブラックフライデーのキャンペーンの目的というか、そこに寄せる”想い”でした。

Q:そのようなファンの醸成は、何がきっかけで気運が高まっていったのでしょうか?

村本様:「”ファン度”を高める」という考えは以前からありましたね。ちょうど50周年を迎えたとき、弊社のロゴやスローガンが変更されました。そのとき、現場の者たちが集まって議論を重ねた結果、「こういう会社にしていきたい」といった声が上がってきました。そこから、「この街に、あって良かった。」というのが会社全体としてのテーマが生れました。そのような流れもあり、現場の意見から、お客様のことを考えていく、改めてお客様を見直そう、という気運が出てきたのだと思います。時代の変化が激しい中で、そうでないと生き残れないという感覚があったのだと思います。 

LESSARだからできたこと:アプリレスの手軽さと機能の幅広さ。幅広い施策が実現可能です

Q:改めて、LESSARを活用されて良かった点や、逆に今後に期待することはありますか?

村本様:LESSARで一番感じている利点は、別途アプリをダウンロードしなくても、カメラさえ起動していれば、Web ARで手軽に参加できる点です。他社様で実際にアプリ型ARを使ってAR体験を提供している例もあり、このことをさらに実感します。

川野様:LESSARもそうですが、クラウドサーカス様は本当に何でも出来ますね(笑)
フォトフレームだけでなく、3Dのサイを作って頂いたり、ルーレットを展開したり、キャンペーンで活用したり...様々な施策で活用しており、施策の幅はかなり広いと言えます。最初に着想した企画はフォトフレームでしたが、そこからどんどん広がっていき、本当に何でも出来るな、という印象です。

苦労したこと:デジタル施策でもアナログな告知方法が必須。どう組み合わせていくかを考えていきたい

Q:苦労した点や、うまくいかなかったこと、むずかしかった点はありますか?

村本様:意外な落とし穴だったのが、プライベートブラウザでAR体験すると仕組み上ログデータが取れないので、何回でもルーレットを回せてしまったことです。ルーレットの参加は本来は1名につき1回のみのところ、何回も回したというお客様がいらっしゃいました。

 これはスマートフォン側の問題のため、仕組みでは解決できないとお聞きしました。こちら側で解消するための工夫として、参加するためのQRコードを1個ずつ変え、期間を区切って実施しました。また、プライベートブラウザについての注意文言や注釈はどのような表現であれば良いのかと、社内でやりとりを重ねました。

フォトフレーム企画では、内容自体は非常に良いものが出来ていましたが、告知展開をどう進めていくかがうまく出来ていなかったところは、正直あります。

川野様:村本はフォトフレームを作ることに注力した結果、プロモーションまで手が回りきらなかったところはあります。せっかく可愛いフォトフレームが出来たけれど、お客様にそれがきちんと認知されていたかと言うと、おそらく伝わっていなかったのではないかと。その点が大きな課題でしたよね。

村本様:そうです。店舗型の業態であることも関連すると思いますが、デジタルのプロモーション施策だとしても、認知を広げる施策はデジタルだけでは行き届かないです。お客様へ広める認知の活動は、アナログな方法も必須である点は、なかなか設計が難しいなと感じています。これまでも店頭のポップくらいしか告知を展開できていませんでした。

アナログとデジタルを組み合わせて、どううまくプロモーションを組み立てていくかを試行錯誤して突き詰めていくことは、これからも模索していく必要があります。

クラウドサーカスだからできたこと:フォローの手厚さとレスポンスの速さが心強いです

Q:プロモーションの組み立て方から、テーマがまだ決まっていない段階でも弊社の高橋に企画のご相談をしていただきました。どのような期待をいただいていますでしょうか?

村本様:そうですね、コンサルタントの高橋様のような世代の方に企画を考えていただいたら、私たちが見えていないような企画をもらえるだろう、という期待感があります。

弊社で取り込みたいお客様は20代から30代の若い世代なのですが、これはどのスーパーでも取り込めていないというか。どこも同様に課題を持っているとは思います。その意味で、若い感性、いわゆるZ世代と言われる人たちが、どのような気持ちを持っているのか、そこを踏まえて色々と教えていただける点は期待をしております。

それ以外のところでも、他社事例について、私たちは網羅できていません。「他社ではこのように展開してお客様が結構楽しんでくれたんですよ」「バズったんですよ」といった情報について、高橋さんに「何か無いですか?」とお願いすれば、何かしら引き出しを持ってるので、気軽にお願いできますね。

Q:最後に、御社から他社様にクラウドサーカスをおすすめ頂ける理由があれば、ぜひ教えて下さい。

村本様フォローが手厚いというのは感じます。おそらく担当されているクライアントは何十社といらっしゃると思うのですが、それにしては結構細かい部分も手を貸していただけるな、と思います。そこは心強いですね。

ファンの醸成のためには、お客様と継続的に接点を持つ必要があるため、これからも様々な施策を一緒にできればなと思います。

ーーーーーありがとうございました!

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