ARフォトフレームとは?活用事例、無料での簡単な作り方・使い方を解説!

ARフォトフレームは地域活性化イベントやキャンペーンで「記憶に残る」プロモーションができます。
また、手元にある写真や動画を使って、フォトフレームでキャラクターとの写真撮影を企画すれば、オリジナルのフォトスポットが簡単につくれます!

本記事では、コロナが続く中で、非接触で体験できるデジタル上の施策として注目される「ARフォトフレーム」について、わかりやすく解説していきます。

【3分でわかる】ARフォトフレーム活用事例集

ARフォトフレーム施策の様々な業界の活用事例をまとめました。
キャラクター活用・販売促進・地域活性化・オンラインイベント・学校・自治体での事例を、企画概要・成果まで紹介。

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ARフォトフレームとは

ARフォトフレーム事例
事例:神姫バス様

ARフォトフレームとは、スマホでQRコードを読み込めばすぐに体験できるフォトフレームです。

アプリをダウンロードしなくても使える手軽さも特長で、さまざまなイベント・キャンペーン・ゲストサービスのプロモーションに活用できます。

ARフォトフレームは、一般的なフォトフレーム企画のように、看板や大きなパネルなどを設置する必要がありません。

またデジタルフォトフレームのため、何回体験されたかなどの効果測定も可能。スマートフォンがあれば気軽に体験できるので、キャンペーンへの参加を促すだけでなく、顧客満足度向上にも役立ちます。

また、「フォト」フレームではあるものの、静止画ではなく動画の活用も可能です。
桜や雪が降っているフォトフレームや、キャラクターと一緒に踊っているようなフォトフレームの事例も多いです。

ARフォトフレームの活用事例

ARフォトフレームが活用されている具体的な事例には、どのようなものがあるか見ていきましょう。

ここでは、

  • 地域活性化イベント
  • 飲食店・お菓子メーカーのキャンペーン
  • 学校の入学式
  • 子ども向けオンラインイベント
  • スポーツイベントでのユニークなARフォトフレーム

それぞれの事例について詳しくご紹介していきます。

地域活性化イベント

高知県四万十町では、「まちおこし」の一環としてARフォトフレーム×ARスタンプラリー企画を実施しました。
同町にあるミュージアム『海洋堂ホビー館四万十』には、模型・フィギュアメーカーである海洋堂のコレクションが展示されています。
これまでも紙製スタンプラリーなどを企画してきましたが、新しいことに着手したいと考えていたタイミングで、他自治体が行っていたARスタンプラリーの周遊施策を見て興味を持ち、ARスタンプラリー企画にデジタルシフトしました。

 第一弾として行ったのは「シン・エヴァンゲリオン」のフィギュア展と絡めたARスタンプラリー企画で、この中のコンテンツのひとつとしてARフォトフレームを提供しています。
ARスタンプラリーはまち歩きや観光地の誘導施策として実施され、町内全10箇所のうち6箇所のスタンプを集めるとオリジナルアイテムがもらえる企画です。

スタンプポイントのほとんどは公園や施設入口など無料で立ち寄れる場所ですが、有料施設である海洋堂ホビー館にもARスタンプポイントを設置することで、来店施策としても効果を発揮。

県外から参加したファンも多く、20代〜50代と幅広い年代層、1,000人近くの方がコンプリートし、集客施策としても成果を出しました。

フィギュアのキャラクターと関連したARフォトフレームを楽しめるのはもちろん、ARスタンプラリーを掛け合わせることで、観光地へ足を運ぶ動機付けとしても有用な施策となりました。

デジタル施策のため、どういった属性の人がどのくらいコンテンツを見たか数値を可視化できて、その後の運用改善に役立てられるのもポイントです。

参考:四万十町役場様のAR事例

飲食店・お菓子メーカーのキャンペーン

タリーズコーヒージャパン株式会社

タリーズコーヒージャパン株式会社では、桜の期間限定、トムとジェリーとのコラボキャンペーン「トムとジェリー 桜舞うスペシャルコーヒータイム」を全国のタリーズ店舗で展開し、この中でAR企画も実施しました。
AR企画では、スマホで対象商品購入時のレシートに印字されたQRコードを読み込むと、桜の中でかけっこするトムとジェリーのARフォトフレームが出現して、いつでもどこでも写真撮影を楽しめます。

商品写真を撮影する際、コロナ禍によって紙台紙フォトスポットの使用を控えるお客様も、ARフォトフレームなら非接触で撮影・SNS投稿できます。
季節感が演出できるARを取り入れることで店舗での顧客体験を充実させ、さらにSNS投稿により情報を拡散してもらい、認知度を高める効果も期待できるでしょう。

従来のフォトスポットからARフォトフレームにデジタル化したことで、どのくらいのお客様が利用したかを計測できるようになったのもメリットです。
実際にARの体験回数は1人当たり平均2、3回にのぼり、キャンペーン期間中には5万人の方がARを体験しました

最終的には、ARのアクセス数は13万PVを達成しています。

参考:タリーズコーヒージャパン株式会社のAR活用事例
クラシエフーズ株式会社

クラシエフーズ株式会社では、自分でつくる知育菓子「DXねるねる」のARキャンペーンを実施しました。
商品パッケージに記載のQRコードをスマホのカメラで読み込んで、特設ページにアクセスすると、4種類入ったトッピングのどれをつけて食べるかをルーレットで決めるARを出現させるものです。

AR内の画像をタップすれば、「魔女さんの水晶ルーレット」の「魔女さん」になりきれるフォトフレームが表示されます。水晶ルーレットにトッピングが動き出し、撮影ボタンを押すと写真撮影とトッピング決定を同時に行えます。

遊び心あふれる商品は単体でももちろん楽しめますが、デジタルネイティブな子どもたちに対してARで付加価値をつけることで、1つの商品で何度も楽しめるのがメリットです。特設ページに訪問したユーザーの80%がARを体験して、そのうち1人あたり2回ほど写真撮影をしたという非常に良好なデータも出ています。

参考:クラシエフーズ株式会社のAR活用事例

学校の入学式を記憶に残る時間に


岐阜聖徳学園大学では、コロナ禍の入学式において密を防ぐため参加者を新入生などに限定し、参加できないご家族などに対してオンラインでも入学式が視聴できるよう動画配信を行いました。オンラインで参加した人にも現地参加と変わらない体験を提供して、思い出に残る企画にしたい。そんな思いから、同校オリジナルの入学式特製ARフォトフレームを配信し、デジタルフォトスポットを提供しました。
 

おうちでも入学式気分が味わえることはもちろん、現地参加の方にもフォトフレームを配信することで、記念撮影スポットの密を回避できるのもARを選んだ理由です。密を回避しオンラインでも楽しめる、非接触のデジタルフォトフレームで一緒に撮影すれば、参加形式に関わらず思い出づくりができます。結果、新入生の6割が利用し、入学したばかりで初対面の新入生たちの話題作りにも役立つといった副次的効果も。

大勢の人がひとつに集う場所をリアルとデジタルに分散することで、感染対策はもちろんのこと混雑を防止し、キャンパスライフの楽しみ方の幅を広げる企画になりました。
 
参考:岐阜聖徳学園大学のAR事例

子ども向けイベント


ベネッセコーポレーションでは、1日限定オンラインイベント「おうちでハッピーハロウィン」を企画しました。当日は、ダンスショー・英語のワークショップが体験できるコンテンツを1日4回配信、特設ページにはイベント当日限定のARダンス動画・ARフォトフレームを掲載しました。

ARフォトフレームは全3種類。

  • ショーに登場する8人のキャラクターたちと一緒に写真が撮れるフォトフレーム
  • しまじろうとお揃いの衣装を着て写真が撮れるフォトフレーム(1人用・2人用)


このイベントを通して思い出を残してもらえるような内容になっています。また、フォトフレームを使って撮影した写真にハッシュタグをつけてSNSに投稿することで、抽選でキャラクターグッズが当たるキャンペーンも同時に実施し、満足度を高めながら情報拡散を促しました。
 

コロナ禍で出掛ける機会が減ったり、保育園・幼稚園の行事がなくなったりと、子どもたちの体験が減ってしまう中、この企画はベネッセ会員に限らずだれでも参加できます。
実際に、おうちで気軽に特別な体験ができる企画としてたくさんの方が参加しました。

子どもは好きなキャラクターと一緒に写真が撮れることにとても喜ぶため、子ども向けイベントでのARフォトフレームを活用するのは、非常に有効な手段といえるでしょう。

参考:ベネッセコーポレーションのAR活用事例
 

スポーツイベント

tyunichi-ar-photoframe
中日ドラゴンズは、ドラゴンズ女子をターゲットにさまざまな企画を行うイベント「ガールズシリーズ2021」を開催。このイベントのイケメンコンテスト「D-LOVE♡6」で選ばれた選手たちと一緒に写真が撮れる、ARフォトフレーム企画を実施しました。

 ARフォトフレームは10日間の期間限定で提供され、登場する選手は、祖父江・岡田・梅津・柳・根尾・勝野の6名。フォトフレームは全8種類(6選手+レアフレーム)で、ランダムで出現するため、どのフォトフレームが出るかリピート体験したくなる仕掛けづくりが施されています。

イベントでは何回でも来場してもらえるように、女性来場者に日付ごとに異なる限定グッズ(マスクケース・ユニフォーム・うちわなど)などをプレゼント。

何度も来場する熱心なファンはもちろんのこと、会場に行けない・行くのは敷居が高いと感じるファンでも、ARフォトフレームならオンラインで気軽にイベントに参加できます。
会場で友達と一緒に撮影するもよし、おうちで撮影してSNSに投稿するもよし。と、より幅広い層のファンにアプローチするのに最適なプロモーション方法といえるでしょう。

参考:中日ドラゴンズがARフォトフレーム企画を開催!

ARフォトフレームのやり方・作り方

実際にARフォトフレームを作成・提供するには、どのようなやり方があるのでしょうか。
企画の立て方・フォトフレーム用コンテンツの作り方、二軸でご紹介していきます。

【3分でわかる】ARフォトフレーム活用事例集

ARフォトフレーム施策の様々な業界の活用事例をまとめました。
キャラクター活用・販売促進・地域活性化・オンラインイベント・学校・自治体での事例を、企画概要・成果まで紹介。

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企画の立て方

どのようなARフォトフレームを作るか企画していく上で、重要なポイントは2点です。

1.場所・商品・季節と関連性のある内容で実施すべし

ただフォトフレームが出てくるだけ、企画と関連性の低いフォトフレームが出てくる、という企画では少々面白みに欠けるかもしれません。
記念になる・話題性のあるフォトフレームを企画することで、ユーザーが撮影することに意味を感じられるよう工夫し、効果のあるキャンペーン施策にしましょう。

まずは場所・商品・季節行事や季節感・コンテンツに関連するかなど、フォトフレームの内容を精査しましょう。
(なぜフォトフレーム企画をやっているのか、ユーザーがフォトフレーム企画に参加するメリットは何か、など)

2.狙いを明確にすべし

ARフォトフレーム企画を「何のために」実施するか、目的を明らかにすることも重要です。
キャンペーンの意図を明確にすることで、ユーザーにも伝わりやすくなり、効果的なプロモーションにつながります。


例①:スポーツイベントで、ファンに楽しんでもらいたい。何回も来場してもらいたい。

ファン投票で選ばれた選手と記念写真が撮れるフォトフレームを提供すれば、好きな選手と写真撮影ができて楽しめます。さらにランダム機能を使って表示される選手が変わることで、何度もリピートしたくなる効果も!
SNS投稿を促進することでファン同士の繋がりを作り強固にできれば、ユーザーの満足度・ロイヤリティを向上させて、「何回も来場したい!」気持ちを喚起できます。


例②:まち歩きをしてもらい、地域活性化をしたい。

その土地の昔の風景や建物がよみがえるフォトフレーム体験を提供したり、楽しみながら歴史を学べたりする企画にすることで、まち歩きがよりワクワクの体験に!
また、御朱印のようなイメージでスポットを複数箇所に設置し、スタンプラリー形式にすることで回遊施策にもつながり、地域ならではの食や文化を体験してもらうことで地域活性化にもつながります。


コンテンツの作り方

実際にコンテンツを作成するにあたって、気を付けるとよいポイントを2つご紹介します。

1.「素材となる対象物」×「楽しい要素」

まずはフォトフレームの素材を決定しましょう。一例として、有名人や有名キャラクター・自社/地域の人物や、オリジナルキャラクター・季節の行事に絡めた「想起しやすい」コンテンツ(例:七夕=彦星と織姫/ハロウィン=パンプキンなど)がよいでしょう。

つぎにその対象物のARフォトフレームで、利用者がどのような要素を楽しめるか、明確化していきます。
たとえば有名・面白い・流行りのポーズで一緒に写真撮影ができる、行事のイメージに合う期間限定の写真が撮れる、なりきり写真・動画が撮影できる、など。
SNSに投稿したくなる楽しい要素とは、言いかえると「参加者にとってのメリット」でもあります。

この2点が決まれば、素材を作成する工程にうつります。

自分、あるいは自社で作成するのであれば、おススメは「Canva」を使うことです。
CamvaはPowerPointのような操作感で、デザイン性の高い素材作成に優れたツールです。

この2つを組み合わせた素材で、キャンペーンや販促プロモーション、地域活性化のイベント等を企画することで、より効果的なフォトフレーム企画が出来上がります。

2.フォトフレーム作成時の注意点

フォトフレームというと静止画の写真をイメージすることが多いかもしれませんが、動画やGIFをコンテンツとして活用することで、「動くフォトフレーム企画」を実施することもできます。

フォトフレーム素材を作る際の注意点としては、「クロマキー処理」が挙げられます。
「クロマキー処理」とは、特定の色が表示されている領域に、別の画像や映像を挟み込む処理のことです。よくテレビ番組などでグリーンバックが使われているものがイメージしやすいでしょう。
写真や動画の背景を緑一色に加工した素材をARツールに登録することで、緑色の部分が自動的に透過処理されます。

Web ARツール「LESSAR(レッサー)」でも、上記の仕組みで透過処理が可能になっています。
また、クロマキー処理を含めて、無料で画像・動画を加工できるサイトを活用するのも一つの手段です。

参考:クロマキー処理とは

【超簡単】Web ARツール「LESSAR」を使ってARフォトフレームを無料で作成してみた

フリープランから使えるWeb ARツール「LESSAR」を使えば、簡単にARフォトフレームが作成できます。さっそく作ってみましょう!

①フォトフレームの素材を用意

まずはフォトフレームとして使用する素材を用意しましょう。素材として使えるのは、静止画・動画・3D。利用者が楽しめる要素はなにか、利用者がどのような楽しみ方ができるか、前項でご紹介したポイントも参考にしてみてください。
節分フォトフレーム

②LESSAR(レッサー)にログイン

Webブラウザで、LESSAR(レッサー)管理画面にアクセスしましょう。LESSAR登録時に取得したアカウント情報を入力してログインすれば、ブラウザ上でARフォトフレームを作成できます。

③コンテンツ管理→新規作成から「マーカーAR」を選択

ARフォトフレームではマーカーARを使用するため、まずはARマーカーとして設定するファイルをアップロードします。マーカーARとは、写真やイラストなどの画像をARマーカーとして設定し、このARマーカーをスマホのカメラで読み込むことでARコンテンツを起動させる仕組みです。
lessar-photoframe

④素材をアップし登録完了

コンテンツ名を入力し、マーカーを選択(今回は「マーカーなし」を選択)。そしてフォトフレームに使いたい素材をアップロードすれば作成完了です。
LESSARでは難しい設定などは必要なく、簡単にARフォトフレームが作成できます。
lessar-photoframe4

⑤URLやQRコードをスマートフォンのカメラで読み込み、フォトフレーム体験!!

ARフォトフレームのURLにアクセスして、さっそく作成したARフォトフレームを体験してみましょう。Webブラウザ上ですぐに使えるWeb ARなので、アプリ不要で体験可能!パッと目を引くプロモーションで、Web集客に効果を発揮します。

ARフォトフレームで「記憶に残る」体験を提供しませんか?

ARフォトフレームは、非接触やどこでも体験可能といった技術面のメリットだけでなく、記憶に残る写真が撮れたり、SNSに載せたくなる動機づくりといった「体験性を向上する施策」として有効です。
また、手元にある写真を登録するだけで、簡易的なフォトフレームが作成完了するため、まずはやってみる、ということをおススメします。

アプリのいらないWeb ARツール「LESSAR(レッサー)」で、ARフォトフレームを始めてみませんか?

【3分でわかる】ARフォトフレーム活用事例集

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